お酒とダイエットは両立できるか|アルコールの影響と飲み方の工夫
Mar 04, 2026「ダイエット中はお酒を完全にやめなければいけない」と思っていませんか。飲み会、記念日、仕事のつきあい——日常の中でお酒を完全に排除するのは難しいことです。
3,000人以上の指導の中で見てきたのは、「お酒を全面禁止しようとして、我慢の反動で食べ過ぎ・飲み過ぎに繋がる」ケースが多いということです。完全禁酒より、「飲むなら知っておきたいこと」を把握した上で、上手に付き合う方が長続きします。
ここでは「お酒をやめる」ではなく、飲むなら知っておきたいアルコールの体への影響と、少し工夫するだけで変わる飲み方をお伝えします。
この記事でわかること
- アルコールが体(カロリー・食欲・睡眠)に与える3つの影響
- カロリー・糖質が少ないお酒の選び方
- 飲み方の3つの工夫と翌日のリセット法
目次
- お酒をやめなくてもいい、でも知っておくべきことがある
- アルコールが体に与える影響
- 飲むなら知っておきたい選び方
- 飲み方の3つの工夫
- 翌日のリセットについて
- まとめ
- よくある質問
お酒をやめなくてもいい、でも知っておくべきことがある
「ダイエット中はお酒を完全にやめなければいけない」と思っていませんか。完全禁酒が理想という考え方もありますが、それを現実に続けられる方はそれほど多くありません。
飲み会、記念日、仕事のつきあい——日常の中でお酒を完全に排除するのは難しいことです。
ここでは「お酒をやめる」ではなく、飲むなら知っておきたいアルコールの体への影響と、少し工夫するだけで変わる飲み方をお伝えします。
アルコールが体に与える影響
カロリーとして蓄積されやすい
アルコールには1gあたり約7kcalのエネルギーがあります(たんぱく質・糖質は4kcal、脂質は9kcal)。カロリーとしては高めです。
さらに、アルコールを分解することに体が優先的にエネルギーを使うため、食事から摂った栄養の処理が後回しになりやすくなります。飲酒後に食べたものが脂肪として蓄積されやすくなる一因です。
食欲を増加させる
アルコールは食欲を刺激するホルモンに影響を与え、食べる量が増えやすくなります。「お酒を飲むと食欲が増す」という実感がある方は多いと思いますが、これは体の反応として自然なことです。
飲酒中・飲酒後に揚げ物やスナックへの欲求が強くなりやすいのも、この食欲増加が影響しています。
睡眠の質を下げる
アルコールには一時的な眠気をもたらす作用がありますが、睡眠の質は低下します。深い睡眠が減ることで、翌日の体の回復が遅れたり、食欲に影響するホルモンバランスが乱れやすくなったりします。
飲むなら知っておきたい選び方
お酒の種類によってカロリーや糖質の量は大きく異なります。
カロリー・糖質が少ない選択
- 蒸留酒(焼酎・ウイスキー・ジン・ウォッカ):糖質はほぼゼロ。ストレートや水割りで飲む
- 辛口の白ワイン:ビールより糖質が少ない
- ハイボール(ウイスキー+炭酸水):糖質は少ないが飲みすぎに注意
カロリー・糖質が多い選択
- ビール・発泡酒(500ml缶で約200kcal前後)
- 甘い系のカクテル・チューハイ(糖質が多いものが多い)
- 日本酒・梅酒(糖質が高め)
「何を飲むか」よりも「どれだけ飲むか」の方が最終的な影響は大きいですが、同じ量なら糖質の少ない選択の方が体への負担は少なくなります。
飲み方の3つの工夫
① 食べながら飲む
空腹でお酒を飲むと、アルコールの吸収が速くなり酔いやすくなります。また食欲も増しやすくなります。食事をしながら飲むことで、アルコールの吸収ペースを緩やかにし、食べすぎを防ぎやすくなります。
食べながら飲む場合は、揚げ物・高糖質系のおつまみを毎回にするのではなく、刺し身・枝豆・豆腐・焼き鳥(塩)を先に食べることを意識してみてください。
② 水を一緒に飲む
アルコールには利尿作用があり、脱水を引き起こしやすくなります。お酒1杯に対して水を1杯挟む習慣をつけると、翌日のむくみや体調を整えやすくなります。また飲む量自体も自然に抑えられます。
③ 飲む頻度と量の「上限」を自分で決める
「飲まない」を徹底するより、「週に○回まで」「1回の量は○杯まで」という自分なりのルールを持つことの方が現実的に続けられます。
完璧にやめようとする人ほど、「今日は特別だから」と飲みすぎてしまうことがあります。上限を決めることで、適度な飲酒を維持しやすくなります。
翌日のリセットについて
飲酒した翌日は水分を多めに摂ることが最優先です。アルコールによる脱水を補うことで、むくみや体のだるさが軽減しやすくなります。
食事は前の第5話でお伝えしたリセット法と同様に、「消化しやすく、たんぱく質と野菜中心のシンプルな内容」に戻すことが基本です。
まとめ
- お酒は完全にやめる必要はないが、食欲増加・睡眠への影響を知っておくことが大切
- 飲むなら蒸留酒・食べながら・水を挟む習慣が有効
- 「週何回・何杯まで」という自分ルールを持つことで無理なくコントロールできる
次回(第8話) は「水分補給と体の関係」。水を飲むことが代謝・食欲・体重にどう関係するのかをお伝えします。
よくある質問
Q. ダイエット中にお酒を飲んでも体重は減りますか?
A. 飲み方と量次第です。飲み会・記念日など週1〜2回程度で、飲む量を自分でコントロールできていれば、日常の食事を整えることでダイエットは進みます。毎日大量に飲むことが習慣になっている場合は、まず頻度を見直すことが先決です。
Q. 太りにくいお酒の種類はありますか?
A. 糖質の観点では蒸留酒(焼酎・ウイスキー・ジンなど)が少なめです。ただし「何を飲むか」よりも「どれだけ飲むか」の影響の方が大きいです。また食べながら飲む・水を挟むという飲み方の工夫も有効です。
Q. 飲酒した翌日はどうすればいいですか?
A. 水分を多めに摂ることが最優先です。食事は消化しやすく、たんぱく質と野菜中心のシンプルな内容に戻すことが基本です。断食や激しい運動は必要ありません。
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